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2007年07月


7月29日(日)
七沢森林公園

七沢へ行くと天候のせいかあまりハイカーがいない、これは都合が良いという事で早速山へ入る。

蛭駆除剤が歩道に撒いてあった。撒かれたところは効果抜群で全く姿がいない。しかし我家はほとんど散策路は歩かないのが常で、今日も蛭攻撃を受けそうだ。

相変わらずアオミドリタマゴテングタケとアケボノドクツルタケは色んな所で見られ、アケボノドクツルタケは中々いい発色をしていた。この種は発生後に暑い日があり少し乾燥するとよく発色するようだ。

散策路脇にイッポンシメジ属の固体が多数あった。クサウラベニタケとは顔が少し違って見え、足も結構しっかりしていた。しかしウラベニホテイシメジとも違うのでイッポンシメジ属不明菌だ。

枯葉の積もった土手に巨大なシロオニタケがいた、カサ直径が22cmもあるものでカサの棘が尖っていて見事というしかない。これだけ大きいと拍手物だ。
話は違うが今年は巨大キノコが多数見られた、カサ直径で28cmのアカヤマドリ・20cmのタマゴタケ・20cm程のサマツモドキ等色々有った。巨大きのこのの当たり年かも?

スミゾメヤマイグチが見られた。今年初めてのお目見えだ。触った部分がしっかりと黒変 していた。

ノウタケは幼菌から頭の爆発した老菌まで色々あった。オオが付くのかどうかは不明だが一応撮影、焼きたてのパンみたいで中々良い。

ハラタケ属の固体が沢山見られたが今日はカサの赤いタイプのみだった。

ミドリニガイグチも初お目見えだ、まだ幼菌で緑が何ともいえない色だった。管孔 はニガイグチ属独特の肌色っぽい色で管孔 が不ぞろいだ。
黄色いカサの固体があり、これもミドリニガイグチの個体差だろうと思ったが気になって採取した。足が全然違うので、結局不明イグチ属ということになった。

真っ赤な爪の先ほどのものが見えた。この色はどう考えてもカンゾウタケの色だったので、近づくと小さな腐った切り株から発生したカンゾウタケそのものだった、時期はずれだがこの切り株はスダジイに違いないと勝手に納得することにした。

タマゴタケは依然と発生の勢いが止まらない、今回もかわいい幼菌のみ撮影をした。

ヒメマツタケの発生が見られた。20本ほどの発生だが蹴飛ばされたものもあり、仕方が無いので元通りiに集めて撮影した。すでに老菌となっていて、ハラタケ属の特徴でヒダは成熟して赤黒く変色していた。これだけの発生が有れば来シーズンもきっと大発生してくれるだろう。

今日の目当ての一つだったカバイロコナテングタケが、誰かがカサを蹴飛ばしていた。仕方が無いので元のようにカサを乗せてみたがどこか不自然だ。諦めて一応撮影はした。高さが20cm以上もある大物だったので余計残念だ。ハイカーにとっては何も意味の無いものだろうが・・・・・(;-_-) =3



7月28日(土)
八菅山
 いこいの森

今日は母のみ休日で父は出勤日だ。しかしきのこ探索を断念する父ではなく、早朝より出勤前に八菅に行く。

まだ駐車場は開いていないので道路の路肩に駐車して山に入る。
階段の脇の土手にイボタケ科の固体が群生している。まだ幼菌が多く管孔 が未発達だ。もちろん名前は分らない。

ニセアシベニイグチが群生している、当種は八菅では始めての対面となる。外観上該当するものが見当たらないので、これで良しとした。

コケの中に真っ白な小さい固体がある、コケを掻き分けるとツバとツボがあるこんなに小さくてもテングタケ科の固体だ、カサ径が20mm程しかない。

更に階段を登っていくと両脇にコガネヤマドリアカヤマドリハナガサイグチが多数見られた。
待ちに待った待望のキツネノハナガサを発見する。発生場所が立ち木の穴の中で撮影には最悪だ、近くに別の固体もあったがカサが完全に開ききって逆立ちした状態だ。しかしこの儚い黄色が出したくてカメラまで買い換えた経緯があるので、一応写真に収めた。

キッコウアワタケは老菌だが一応撮影した。
散策路の脇に大量に固まって発生した固体があった、ハダイロニガシメジ(青木仮称)かと思ったがカサの色がちょっと違う、決定的違いはヒダが垂生している事だ。カサのヌメリとヒダの色と細かさそして雰囲気はそっくりだが別種らしい。近くで数箇所で大量発生があった、今が発生のピーク時なのだろう。

階段の上にテングタケ科の真っ白な固体が一本立っていた。ずんぐりと図太い足がかぶら状で頭に白色の平らな外皮膜をちりばめていた。

階段を登っていくと散策路の両脇に、こげ茶色のイグチ科の固体が沢山発生していた。一見アメリカウラベニイロガワリに良く似ているが、カサの色が随分違っている。茶色が違うのだ、成菌になってもこの黒色に近い茶色がはっきりと見られた。アメリカはもっと赤っぽい気がするのだが・・・・ヒダは真っ赤でやはり不明菌とした。

時間が来たので車に戻ると、横の落ち枝にカサヒダタケが隠れていた。一応撮影をした。

会社へ行くと皆がきのこがあると騒いでいるので見に行くと、大工の下小屋の中に大量のオニタケが発生していた。密室だったのでとても良い状態だった。しかしやや白っぽい感じがする、日が当たらないだけでカサが白っぽいのかそれとも別種か?
一応オニタケということにした。
食べられるかと聞くので「食べたかったら食べたら」というと誰も手を上げなかった。おが屑の踏み固まったものの上じゃ食べたくないのも無理は無かろう・・・


7月25日(水)
荻野運動公園

日が暮れる前にきのこ探しに行く。

公園内は4時に閉まってしまうので、公園外での発生場所は特定してある急いでそこへ直行する。

何も無い、諦めて帰ろうとしていると遠くに大きな固体が見えた、近づくとヤマドリタケモドキだ、それも幼菌から成菌真で固まって発生していた。
撮影後に採取したのは言うまでもない、長女のレシピに加わる事となるのだ。

芝生の中にテングタケモドキがあった、それも8本ほどひと塊になって株立ち状に発生していた、株立ちの当種は見たことが無かったので驚いた。
しかし時遅くボロボロに溶けかかっていた、状態の良いもののみを撮影する。

これも不思議な事だがテングタケも同じ場所に混在していた、最初は皆モドキだと思っていたのだ。

7月24日(火)
七沢森林公園

少しの時間を利用して正面玄関より林の中へ入り込む。続いた雨も上がり地面が乾燥してきた。
三日前に来た時に会ったきのこがほとんど見られない、三日間の間に発生した固体が少ないようだ。

例年発生が見られるカバイロコナテングタケがそろそろ出そうなので来て見たが全くの当て外れだった。

雑木林の中でイボコガネテングタケの幼菌が見られた、成菌になると黄色いツバと頭に外皮幕をつけているのですぐに判るのだが現状ではこの名前しか浮かばなかった、当種で良いだろう。

木の根際よりチャイロイグチが見られた、チャイロイグチには数種類あるらしい。カサの上面の状態で区別するらしいのだが勝手に当種だという事にした。今日の固体はやや大型のものでカサ直径が8cm程もあった、カサの色が茶色で管孔 は白色で変色性はない、これは当種の特徴の一つだ。普通見られる固体はかさの直径が5cm以下のものが多いように思われる。

斜面に一面にフウセンタケ属の固体が発生していた、本格的に見るフウセンタケ属だ。この種は全く判らない、カサの周辺には紫色があり足元がかぶら状に膨らんでいる。特徴としてカサに粘性が凄い写真の通り周りにしずくが溜まるほどだ。
切断しても肉はほぼ白色で変色は見られない。これは不明だ。

ヘビキノコモドキらしい固体があった、名前はよく同定できないので師匠に見ていただいたところそれで良いとのことでした。

7月21日(土)
七沢森林公園

久しぶりの七沢へ朝から夫婦で意気込んできのこ探索へ出かけ、北側の駐車場より山へ入る。
変な看板が立っていた、山ビルの駆除剤を散布したとのことだ、成果を期待したいものだ。

今日はいたるところでテングタケ属のオンパレードだ。食菌のタマゴタケは傘の開いたものは残して幼菌のみを採取したが最終的に買い物袋一杯になった。

例年だと発生時期のピークが少しずれるはずのアケボノドクツルタケアオミドリタマゴテングタケが両方とも見られた。普通アケボノが先でアオミドリという順序で10日間ほどのずれがあるのだ。

歩道脇に高さ3cm程のテングタケ属の幼菌が二本並んでいる、とてもかわいい奴だ。

ガンタケも様々な所で見られた。とてもきれいな状態の個体が多く撮影対象には最適だ。しかし食用になるとの事だが我家的には今一食欲が湧かない物の一つだ。

土手にキアミアシイグチが一本だけ見られた、名前の通り足に黄色い網目がはっきりと確認できる。頭の一部が変色しているのが少し残念だ。

キチチタケはリング状に発生していた、当種がリング状に発生しているのははじめて見た。、チチの味見は忘れずに行うことにしているが、判っていてやっていてもやはり辛い。辛くなかった事を想定しているのだが…間違う事の方が少ない。

土手にキツネノカラカサタケ属の固体を見る。頭の赤いタイプだ。しかし、アカキツネガサそのものとは少し違うような気がする。

クリイロカラカサタケらしい固体に出会う。しかしリンペンが少し大きいような気もするが当種で良いということにした。

尾根の散歩道でナカグロモリノカサの塊に出会う。二塊あったが足の太さととカサのバランス感が少し見覚えのあるものと違うような気もする。またいつも単生しているものばかりだったので少し驚いた。KOHで黄変するのは確認できた。

カサ直径が15mm程のヒカゲオチバタケらしい固体があった、足に茶色い微毛があり上部が明るい色で当種で良いと思うが…?

土手に茶色いカサのイグチ属が見られた。周辺に同種と思われる固体が数個ありカサの周りが白く縁取られている。管孔 が黄色で足に赤色が入っていて、おまけに変色性がない。これは判らないということで図鑑を引っ張り出して確認するが該当者無しだった。

階段脇に不明ベニタケ属だ。最初はアイタケじゃないかと思ったのだが良く見ると条線があり、ヘテロフィラにしてもちょっと違うようだ。肉眼的にはかなり緑っぽくみえた。

草むらに大きな固体が数本固まって見え、どうせクサウラベニタケだろうと近づいたらちょっと顔が違う。撮影後採取するとずっしりと重く足がしっかりと硬く中実だった。後で教えてもらったのだがムレオオイチョゥタケだった。今まで見たものは足が株状に数本固まったものばかりでこのように単生したものは始めてだった。その先輩の弁によると「こいつの臭いはDDTの臭いだ」そうだ。確認すると確かにピッタリの表現だと思った、しかしDDTの臭いを知っているというと歳がばれてしまうというかあまり一般的ではないかもしれないと思った。臭いさえ覚えてしまえばこれから間違える事はないだろう。

ツルタケも色んな所で見られたが土汚れが付いていて良い被写体がない、なにせこいつはカサが繊細でハケで掃除してもうまくいかないからだ。良さそうな奴を一枚だけ撮影した。日によってはとてもきれいな状態の固体が沢山見られるのだが・・・

ウスイロカラチチタケと初めて出会う、どうせクロチチダマシだろうと思って傷つけると白いチチが出る、やはりそうかと思ったとたんに赤く変色するではないか、チチの味見をしたがやはり辛い。今日は色んな所で当種に出会えたがどれも変色する物ばかりだった。カサの周りが少し波打ち内側に回りこむ形だ。

一昨年見られて去年は確認できなかったのだが今年もタマノリイグチが見られた。前回は老菌でうまく写真にならなかったのだが残念ながら今回もあまり良い状態ではなかった。しかし辛うじて管孔 の黄色と触った所が黒変するのが確認できたのは収穫だった。

落ち葉の斜面にチチタケが一本だけ見られた、撮影後手に取るとカサの先端に指が触れた、途端に真っ白なチチがあふれてきた。通常リング状に発生があると聞いたことが有ったので周りを確認するもこれ一本だけだった。食菌だという事で今度は大量に会いたいものだ。

石の崖にウズタケが一本だけ見られた、岩盤の割れ目より発生していて見た目は真っ黒で汚い。一見老菌かと思いきや裏を覗き込むと白い縞模様がはっきりと見て取れた。しっかりと撮影した。

山ビルの駆除剤を撒いた効果が出るのを楽しみにして山を降りた。


7月20日(金)八菅
 いこいの森

駐車場に車を止め日の暮れないうちに早速山に入る。あまり時間が無い・・・

駐車場脇の枯れた立ち枝に小さなものが見えたので、近づくとクヌギタケ属だとすぐ分った。いつもならこの手合いは名前が分らないので見て見ぬふりをするのだが、あまりにも綺麗なので撮影してしまう。

樹木の足元に見慣れぬテングタケ属のキノコがいたので、鏡で覗くとツバがない。初お目見えのテングツルタケでよいだろうが、まだ幼菌でカサが開いていない状態だ。

また白いテングタケ属の固体だ。やはり幼菌なのだが黄色い外皮幕の残骸が気になるし、シロテングタケとはちょっと顔が違うようだ。もう少し大きくなると正体が分るのかもしれないが???

横にアカヤマドリの幼菌がいた。5cm程の小さいものだが一丁前に頭がひび割れ始めていた。
写真を撮るために草を取除いていると、鮮やかな黄色のハナガサイグチがいるではないか。草を被っていたのでカサの一部が白くなっているのが残念だ。よく見ると散策路の周りに出始めの3mm程の頭を出しかけた固体が沢山ある。丁度発生時期にあたったのだろう。

キツネノカラカサタケ属のキノコがある、この種はいつも分り難いので、spという事にしている。普通のキツネノカラカサタケより赤茶色のリンペンが少なく地肌の白が多い様に思う。真っ白なヒダと小さいツバが魅力的な種のひとつだ。

ハラタケ属の小さな固体が目に入る、良く見ると別種の固体も傍にある。両方とも同属の固体だがナカグロ・・・かナカコゲチャ・・・かそれに類するものだろう。しかしカサの直径が3cm程で随分と小振りだ。小さい固体ながらしっかりとヒダはハラタケ属の特徴で赤褐色になっている。KOHでしっかりと黄変したのだが、名前は不明だ。

キヒダタケが一本だけ見られた。ヒダの垂生状況とその黄色具合とカサ表面の様子で当種で良いだろう。

階段の途中の腐蝕の進んだ松の切株に、かわいい3本のサマツモドキが見られたがまだ幼菌だ。以前に幼菌過ぎて判らない固体が有り齧ってみた、とても臭く大変な思いをしたのという苦い思い出がある。

斜面の草むらに茶色いカサに白いイボが見える。近づいて草を取り除くと大きなテングタケだ。雨の為取れてしまったのか白い扁平のイボが少しなくなっている、しかし新鮮な状態だった。

この時間なのにミヤマザラミノヒトヨタケはしっかりと立っていた。ヒトヨタケ属のキノコの癖に、こいつは午後になっても解けないのだ、通常の種はすぐに溶けだして見るも無残な状態となるのだが嬉しい限りだ。


7月16日(月)真鶴

『ドキッときのこ』の竹しんじ師匠よりのお誘いがあって、大喜びで同行させていただいた真鶴。
シイノトモシビタケを発見しようという、とんでもない?計画だったのだが・・・

駐車場より尾根沿いに登る階段で、早速テングタケダマシに出会った。尖ったイボがダマシそのものだ。帰りに判った事だが、この周りにだけ固まって発生していたらしい。

初めクロタマゴテングタケに出会ったが、此処では多数見られた。個体差があるらしく、大きなものから華奢なものまで色々とあった。黒い繊維状のカサの模様と、足の段だら模様が特徴的だ。
伐採木を集積した所にコガネニカワタケが沢山有ったが、雨の為ごみが付着してあまりきれいな状態ではなかった。しかし色合いはなかなかの物で一応撮影した。

南方系のきのこの為、神奈川では真鶴でしか見られないというフルイタケコガネカワラタケだが、此処では普通に至る所で見られた。
ここでフルイタケの幼菌は、管孔 の大きさが成菌とほぼ同じであるのを発見、目を疑うと共に皆で大笑いとなった。

撮影中は気が付かなかったが、すぐ足元にブドウニガイグチが一本だけあった。周りの落ち葉に化けていたのか、まったく気がつかなかった。

鮮やかな色の粘菌類があった。きのことは言い切れないのだが、あまりにきれいだったので撮影。

今日の目的が目的なので、探すターゲットが極小菌モードになっていたのか、落ち枝から発生している、コガネハナガサの幼菌まで見つけてしまう母だった。当種は最近新種菌として発表されたものだそうだ。成菌は素晴らしい容姿だそうで、持って帰って栽培しようかとも思ったが、無事に家までこの状態を保てるか不安があったので、そっと元に返す事にした。それにしても残念だ、幼菌が一本の小枝に沢山発生し始めていたのに、成菌がないなんて(;-_-) =3。

此処では巨大なスダジイのほかに松の大木も見られるのだが、中の一本が立ち枯れして、下から上まで一面にヒトクチタケが付いていた。直径1m以上もある巨木で樹齢何百年??? 枯れてしまうとはとても残念だ。

半分腐りかけた松の倒木に真っ赤なアケボノオシロイタケが密生していた。曇ってきたので、林の中は真っ暗で足場も悪い。仕方なく一個だけ採取して明るい所で撮影をした。針葉樹より発生するとの事だが、このようにキレイな状況は初めてだ、管孔 がとても小さく、きのこ自体も瑞々しく柔らかい状態だった。

結局第一目的は達成できなかったが、有意義な一日となった。
7月15日(日)
八菅憩いの森

台風は近づいていたが、アメダスを見るとこの辺りには大した雨雲は見られなかったので、急遽八菅山へ行く事にした。歩き始めると案の定、雨が上がり日が差してきた。

頭に棘がある固体が目に入った。オニ・・・だなと思い鏡でヒダを見ると管孔 だ。棘が先の尖ったオニイグチモドキだ、少し老菌だが撮影する。

階段を登って行くと、ドクツルタケの仲間のキノコが沢山見られた。ほとんどが雨の跳ね上げた土を被っていて、ひどい奴は泥まみれで色も形も分らないほど正体不明菌となっていた。

林の中にヒロハアマタケを発見、横にちょっと様子の違う固体があったが幼菌だという事にした。

横を見ると、立ち枯れた細い木にシロホウライタケに似たキノコが一面にへばりついていた。シロホウライタケでよいのだろうが余り自信がない。

階段の脇に紫色の小さな固体があった。フウセンタケ科のキノコだと思うが、傘もひだも足も全て紫で切断面も同色だ。4胞子性で類球形5〜6ミクロンで褐色、クランプを探したが見つからない。うーん、不明だ。

散策路脇にビロードツエタケが二本並んで見られた。掘ってみると案の定、地中深くまで足が伸びていた。足に茶色のビロード状の毛があるのですぐ分る。食菌だが我家的には余り食欲の湧くキノコではないし量が採れない、よってまだ食べた事は無い。

ニガイグチモドキが大発生していて、とても大きな固体が沢山有った、食菌ではないのが残念だ。お決まりのひと齧りは欠かせないが、あまりの苦さに御免なさいをしたのは言うまでも無い。

此処で初めてアメリカウラベニイロガワリにであった。沢山有ったがみんな汚れていたので、長女の味見用に幼菌のみ採取した。
この頃食菌から外されたらしいウラグロニガイグチなのだが、我家的には食菌に含まれるので、ついでに採取する事にした。これらのキノコは近いうちに長女によってレシピに追加されるであろう。

どのきのこも雨で汚れていて、まともに撮影できる対象は少なかったが、それなりに楽しい一日だった。


7月9日(月)
西湖・野鳥の森

勉強会の帰りは、師匠に無理を言って富士山へ連れて行ってもらった。
溶岩がゴツゴツと剥き出しになり、それに緑の苔が密生している場所だ。

オオダイアシベニイグチに出会う。以前鑑定会で採取されたものは見たことはあったが、発生状況を見るのは初めてだ。キノコは発生している状況を自分の目で見ないと、なかなか覚えられないものだ。傘の独特の色と足の紅色、切断すると徐々に変色していった。

クロハリタケは発生し始めたばかりで、傘の黒と縁部の白のコントラストが目を引く。当然裏は針になっている。

シワカラカサタケは以前に見たことがあったが、一応撮影した。

赤系のハナオチバタケが通路に群生していた。この様に沢山の固体が群生している所を始めて見た。

コケの中に真っ赤なキノコがあった、ヒイロガサだ。こいつは小さいが派手な色で遠くからでも良く目立つ。緑と赤の配色が綺麗だ。

ミヤマイロガワリも初めて見る固体だった。食ということで長女が食べたいというので、しっかり採取。
食担当は長女なので、近いうちにレシピに載るだろう。
このキノコは(イグチ科の特徴でもあるのだが)結構幼菌でも虫が入っているものが多いので、虫食い穴を良く確認して採取した。

実のりの多い三日間の締めくくりとなった。師匠ありがとうございました。

 

7月8日(日)
長野松原湖周辺

今日は採取会の当日だ。尾根筋と川沿いとの二班に分かれて、採取する事となった。
当然我家は竹しんじ師匠の腰ぎんちゃくを決め込み、写真撮影のテクニックを盗み取る魂胆で、師匠の迷惑を顧みず同行させて頂く事にした。

バスを降りると、早速道路わきの混生林に入った。すぐにキノコのオンパレードで、少しも先に進めない。

アメリカウラベニイロガワリだと思って採取して帰ると、別名が付いた。オオウラベニイロガワリだという事だった。聞いたことの無い名前に城川先生に尋ねると、以前は当種が先に有り、その後にアメリカウラベニイロガワリと区別されたそうだ。それと高地性のキノコのため、通常の鑑定会では会えなかったとのことだ。しかし説明を受けてもあいまいでよく区別が付かないという悲しさ・・・

色々な所でウスタケが見られた。発生し始めの為か奇妙なカッコウの幼菌にも出会えた。しっかり撮影した。

ヒロヒダタケヒロヒダタケモドキは多数混生していた。それぞれ撮影したが、傘だけ見てどちらかは区別できない程良く似ている。鏡で覗き込めばヒダの垂生の具合で簡単に区別できる。

ベニタケ科のキノコも多数見られたので、ドクベニタケの綺麗なものを撮影した。ベニタケ科の固体はほとんど区別が付かないが、こいつはかじって見るととても辛いので良く判る。私が判定できるベニタケ科のキノコの一つだ。

サナギタケは色々な所で採取できた。独特の朱黄色でほとんどが同一種だった。

クロチチダマシは傷つけると白い乳が出る、変色するのを待ってみたが、待っても変化が無いので当種をだと確認できた。赤変してくれればクロチチタケなのだが・・・

モミジタケだと思って採取した固体は、先端が当種にしては薄っぺらな紙状で近縁種という事になった。

キチャホウライタケも初対面だった。少し干からびていたが放って置く訳が無い、しっかりライブラリーに入れることにした。

イタチタケに似ている固体があったが、傘の色が赤黄色っぽい。そのものではないとは思っていたが、鑑定会でミヤマイタチタケ(青木仮称)という事になった、これも初だ。

「セミタケだ!」という声にそばに近寄ってみると、それらしい固体があった。初めてセミタケなる者を見たと思い、勇んで掘り出してみると足がとても長く地中に伸びて、その先に丸いダンゴが付ていた。師匠曰くタンポタケだということだった。鑑定の結果ミヤマタンポタケということで、普通のタンポタケより珍しいそうだ。

師匠が枝に付いた固体を見て、ニオイカワキタケということで臭いを嗅がせて頂いた。アニス臭という事で真剣に鼻にインプットした。私的には嫌いな臭いではなかったが、しっかりした強烈な臭いだった。

昼食をみんなで食べていると、山奥に採取に入っていた会員がアイカワタケを大量に採取してきた。城川先生に母材が針葉樹か広葉樹かを尋ねられていたが、良く覚えていなかったらしい。そこで私と採取者で再度採取地点まで確認に行くことにした。わざわざ来たのだからしっかり撮影して来た事は言うまでも無い。そして母材は広葉樹と判明した。


7月7日(土)
長野松原湖周辺
2泊3日の神奈川キノコの会の宿泊勉強会のため、松原湖へ行った。9:00に到着した為、午後よりの集合の前に本領を発揮する事とした。

ブルドーザーで伐開された、樅・栂等の混生林の周辺で探し始めことにした。
道路脇に早速鮮やかな朱赤色が目に入った、ヒイロチャワンタケだ。
その近くではヒグマアミガサタケが三本発生していた。撮影しているとその周りに豆粒ほどの幼菌が、沢山顔を出していた。そのうちに一面いっぱいになるのだろう。
鮮やかな色のニカワホウキタケもあった。新鮮な状態なのだが、土は掃除できない残念だ。

黄色く透明感のあるアキヤマタケが目に入った。これも撮影する。

以前より会いたかったキイロスッポンタケがいた。さすがスッポンタケで、グレバに蝿が沢山集っていた。その上素晴らしい臭い、これには参った。普通のスッポンタケとはかけ離れた臭いのように感じたが、我慢しつつ撮影を終わる、「長女に見せるのだ」と言って採取する母、それを止める父、・・・結局採取する事にした。
大きさから言って当種でよいだろうが、ヒメスッポンタケとの区別が今一あやあふやだ。

モリノカレバタケ属らしい固体を発見した。そのものではないことは判るが、何者か判らなかった。後で鑑定してもらってアタリコリビア(神奈川キノコの会・通称)だとい言われた。何故この名前を貰ったかというと、会員の誰かが試食して中毒したとのことで、この名誉の名前が付いたのだそうだ。本物のモリノカレバタケも混在していたが、こいつは足の茶色い毛で私でも判別できる。

集合場所に着いても時間があったので、松原湖周辺を散策する。茶色い傘と強いヌメリでカキシメジだと思ったが、採取してヒダにビックリ鮮やかな黄色だ。キヒダマツシメジだと教えて頂いた。初対面のキノコだった。

その後硬質菌の勉強会の時間となり、急いで集会時へ向かった。

7月6日(金)
荻野運動公園

ジリジリと凄い暑さだ。
シイの林の中で黄色い赤い小さな固体を見つけた。近づくと頭が半分齧られていたが、これ一本しかないので諦めて写真を撮ったが、不明菌だ。

次はアズキ色のキノコ。一見してムジナタケだと思ったが、良く見ると傘が毛というより密着したデコボコ状だ、撮影後採取してみるとアセタケ属の固体のようだ。

薄暗い林の中で誰かに踏みつけられたキノコの塊があった。ヒダが真っ赤でなんだろうと思い周りを見回すと、汚い色の目立たない固体が沢山あるではないか。見たことの無い固体だったので一応撮影する。鏡で覗き込むとツバがある。
ハラタケ属のキノコであろうが、今までに見たヒダの色とちょっと違う気がする。幼菌の時からひだが赤紫色なのだ。足もツバもヒダと同色というので余計不明菌だ。ツバは消失性で、足はココアの粉をまぶしたようだ。KOHで黄変すると言う事は ・・・モリノカサということなんだろうが、ナカグロでもナカコゲチャでもないようだ。北陸キノコ図鑑によると胞子のサイズ的にはアカヒダカラカサタケが該当しそうなのだが、大きい固体の傘直径が5cmもあるのが疑問だ。

この日はキツネタケが色んな所で見られた。その中に変わった固体があったので撮影、これだけを見たら何者なのか判らなかっただろう。

斜面にナガエノチャワンタケが見えた。それも沢山固まって発生していた。斜面に斜めになって撮影をするが、半身の状態で左わき腹が攣りそうになった。

今日のターゲットの一つだったクモタケが一本だけ発見できた。すでに胞子をばら撒き始めていて、地面に白く積もっていた。ちょっと時期が遅かったのかもしれない。

泥まみれの黄色っぽいキノコがあった。ナンダこりゃあと思いつつ、ひょっとしてこの色合いはキショウゲンジかもしれないと撮影する。採取すると独特のツバの名残のみ残っていた。結構老菌だが初物なので良しとした。

樹木の途中から赤っぽい固体があった。鏡で覗き込むとヒダは真っ白で、キシメジ科の固体だろうとおもうが、この手合いはいつも不明菌だ。

例年通りコウジタケが発生していた。すでに老菌になったものや、カビにやられてしまったものなど多数見られたので、状態のよいもののみ撮影した。

7月5日(木)
八菅いこいの森

階段を登ると薄黄色いベニタケが見えた。見た瞬間に不明菌だと直感してしまうあたり、悲しいものがある。

撮影をしていると横にガンタケもあった。少し頭を齧られて切り口が赤くなっている、この赤味が特徴の一つなのだ。

階段を登っているとヌメリニガイグチが二本目に飛び込んできた。ファインダーの中で足にヌメリの水滴が付着しているので、すぐに当種だと判った。

ドクツルタケの仲間が大発生していた。土手を見下ろすと真っ白な傘が沢山確認できる。その中で4本一箇所に固まっているものを撮影。今日見られる固体は全体が華奢な感じなので、アケボノドクツルタケ(仮)が発色していない固体なのかもしれない。

散策路脇の土手に、茶色い傘のキノコが数本見られた、イグチ科のキノコだが、老菌となっていてあまり良く判らない。傘はこげ茶色、ビロード状で管孔も同色だ。足に独特の粒点があるのが特徴的だが不明菌

ニガイグチモドキは今年初だったが、すでに老菌になっているものもあった。

松の倒木にシロホウライタケ属らしい固体が着いていた。傘を撮った後に下から撮影を始めると、様子が違う事に気づく。アシグロホウライタケでもなく不明菌だ。

今年初めてのタマゴタケが見られた。やっと来たかあ・・・という気になったが、少し老菌となっていて、自分で直立していられないらしく横に傾いていた。

枯れ葉の中から二本だけアマタケらしい頭が見えた。落ち葉をかき分けると白い菌床マットでお互いが繋がっていた。足の色と毛で当種でよいだろう。

広場の脇にホウライタケ属のきのこらしい固体があった。傘の様子がオオホウライタケではさそうだが、足が異様に長く、手ではちぎれない程強靭だ、これもまた不明菌だ。


7月4日(水)
八菅いこいの森


夕方より八菅へ飛び込む。5時に駐車場が閉まるのだが、やはり鍵が掛けられていた、諦めて道路脇に止める。

広場の土手にニオイワチチタケが発生し始めた。あまりカレー臭はしないが、湿度が高いからだろう。乾燥してくると一面に匂いだす。

立ち枯れた細い広葉樹に、シロっぽいきのこがびっしりとついている。ウスバアマタケでもシロホウライタケでもない、シロホウライタケ属の固体だと思われるが、足が偏芯していてヒダが独特だが、不明菌だ。

落ち枝が溜まった所に、極小菌が数種類見られた。白いキノコなのでシロコナカブリだと思って撮影した。一種類はそのものだがもう一種は別種だ。ヒダが全然違う、これも不明菌だ。

もう一種は頭が鮮やかな茶色でヌメリで光っていた。透明な白い足が特徴的だが、ヌメリガサ科の該当種がなく、勝手にキシメジ科ということにした。

さすがに暗くなり始めたので帰宅する事にした。

7月1日(日)
七沢森林公園

少し朝寝坊して七沢森林公園へ行った。

まず階段の植栽にベニタケ科と思われる固体を発見した、どうせ不明菌だろうと思いつつも鏡で覗き込むと、ツバがあるではないか。周りを片付けて足を見るとザラエノハラタケの様だ、それにしても傘の直径が3cmにも満たない固体だ。

遊歩道脇の落ち葉の中から、ハナオチバタケが一本だけ頭を出していた。探し求めていた赤バージョンの固体だ。オレンジ系には何回も出会っていたが、赤はお初だった。しっかり撮影する。

階段の土手にキイロイグチを発見した。草の中ですぐにはわからなかったが、3本あるがすべて老菌となっていた。

コテングタケモドキは大小であり、なかなか絵になるきれいな状態だった。

オリーブサカヅキタケは土がついていて掃除がうまく出来ないが、諦めて撮影。

ダイダイガサはどうしても外せない被写体で、急な斜面を降りて行ってでも撮影してしまう。

極小菌のシロコナカブリ・アシグロホウライタケ・ホウライタケ属のきのこ等が一箇所にあった。しばし座り込んで撮影に没頭。

ミヤマザラミノヒトヨタケは少し老菌になっていて残念だ。

チチタケ属のキノコはカサと足に粘性があり、しっかり環紋も見られ、白い乳が出て痺れる辛さだ。これは不明菌。

アケボノドクツルタケ(仮)は幼菌だが頭が少し赤くなりかかっていた。

コナラの大木の根際にガンタケを発見、少し老菌だが初物なので撮影した。

行きに「ここはミヤマベニイグチが出るんだよな。」などと話をして通過したのに、帰りにその場所で当種を発見した。そんな話までして探したのに、何故発見できなかったのだろうか?