6月30日(土)
八菅いこいの森

朝から猛暑だった。タオルを片手に山に入る。

枯葉の積もった土手に菌糸マットを持ったオオホウライタケの姿があった。少し老菌になっていたが撮影する。

落ち枝の溜まっている所に小さな白いものが沢山有った。一本拾い上げてみるとホシロホウライタケの仲間が沢山着いている。アシグロホウライタケの足が黒でなく濃いワイン色だ、その上材上性で不明菌だ。

クロハツの老菌にヤグラタケが出ているた。すでに頭がめくれて胞子を放出し始めた所だ、幼菌から成菌までがひと塊になっていた。

苔の中にニオイコベニタケがあった。此処ではこの時期に当種が沢山見られる。

傘の表面がアイタケに似た模様で、黄色バージョンのベニタケ科の固体があった。カワリハツにこのような配色があるのかな?などと考えたが不明だ。

例年発生が見られるカレバキツネタケの発生が始まった。普通のキツネタケのようも見えるが、以前に鑑定して頂いた結果当種であると同定された。

ケショウハツは独特の配色でベニタケの中でも見分けやすい種のひとつだ。

黄色いベニタケ科の固体があった。よく見ると傘表面に黄色い粒状がある。これも不明だ。

ザラエノヒトヨタケは周りが少し溶けかかっていたが、下から光を透かして撮影すると最高だ。

階段の横の土手に小さい固体があった。頭に水滴がありとても絵になるのだが、なにせ幼菌すぎてヒダなのか管孔なのか判らない、これも不明菌だ。

いよいよコガネヤマドリが発生し始めた。例年色々な所で沢山会えるのだが今年は初めてだ。

大型菌のアカヤマドリが蹴飛ばされていた。両手で持ち上げる程の大きさで、足は腕のような大きさだ、まるででっかいメロンパンのようだ。残念・・・・・一応撮影する。

階段に出始めたヒナアンズタケを撮る。雨の土はねが凄くうまく掃除が出来ない。特にこいつは掃除がしにくい固体の一つだ。

ヒロヒダタケモドキは三本発生していたが少しくたびれていた。ヒダが垂生している事だけ確認した。

土手の黒土の風化している所にカラカサタケの仲間があった。凄く小さな固体で傘が茶色い。

赤土の階段にササクレシロオニタケの幼菌があった。足がしっかり段だらになっているから当種で良いと思う。

アケボノドクツルタケが蹴飛ばされてばらばらになっていた。いかに毒キノコでもこの仕打ちはひどい。傘にはしっかりアケボノの赤が見て取れて余計無念だ。

アスレチックの広場の切株に、トキイロヒラタケが群生していた。見た目は新鮮なのだが色褪せしたらしく白っぽく見える。しかし、裏には綺麗な色が残っていた。

夏のキノコが発生し始めて里山も賑やかになり始めた。

6月24日(日)
真鶴半島自然公園

今年度初の神奈川きのこの会の野外観察会が、真鶴半島自然公園であった。
お仲間と一緒に回っていると、のんびりと写真を撮っている時間が取れないので、早めに現地に入って、写真撮影をはじめる。

尾根筋は乾燥していそうなので、北西斜面の湿り気のありそうな所に入ることにした。思ったとおり結構湿潤な状態だ。

カサヒダタケが目に飛び込んできた、当種は傘のヒダの具合ですぐに判るのだ。

撮影しているとすぐ横にオオチャワンタケの仲間が見える、そうしてチチアワタケショウロダマシコゲチャモリノカサ等次々にキノコが見え出す。一個見つかるとその近辺をよく観察するので、色々と見つかる。端から撮影する。

落ち枝にスジウチワタケモドキがあった。此処真鶴で大量に見られる固体だ。

ニセキンカクアカビョウタケは、遠くからでも独特な色で発見できる。

イッポンシメジ属の固体があったがヒダを見てビックリ、それほど乾燥していないのに縮れていた。成長途中に一度乾燥にあったのだろうということで夫婦揃って納得した。

土手にキッコウアワタケを発見、普通は傘にひびが入るがその前の状態なのだろうか。

土手の赤土からイグチ科のキノコが大小数本出ている。傘は茶色でビロード状、管孔 は白、変色性は無い。正体は結局不明のままだ。

土手に真っ白な極小菌、シロヒメカラカサタケだ。黒土が風化して崩れ堆積していて少し乾き気味のところにいつも発生している。その可憐な風貌と、しっかりとツバがあるところなど私の大好きなキノコの一つだ。

集合時間となったので集合場所へ戻ることとした。

集合後再度採取へ向かう。写真を撮影する都合上、みんなとは逆の方向からアタックする事とした。当然師匠の竹さんの腰ぎんちゃく_(^^;)ゞ。

まずは、硬質菌のスルメタケに出会った。堅いきのこは苦手なので、師匠の同定に便乗。さらに登っていくと階段の止め木にムラサキホコリがあった、変形菌なのだが綺麗なので撮影。

落ち葉の積もった斜面にシャクジョウソウが数本見られた。これはギンリョウソウと良く似ているが少し違う。奇妙な姿は共通なのだが・・・・

枯れ葉の中から真っ赤な小さいものが見えた。掘り出すと落ち枝から発生したアカキクラゲ科の固体だった。同じように掘り出した落ち枝に真っ赤なキノコが付いていた、カエンオチバタケ?かと思ったがちょっと様子が違う、またしても不明菌だ。

時間が来たので足を速めて集合場所へ戻り、先生方ときのこの同定を行った。

6月 23日(土)
相模原公園・ 八菅いこいの森

今日も朝からきのこ探索へ行く。まず近所のウッドチップ畑へ。
フクロタケが目当てだったが、綺麗なのはひと塊のみ、他の固体は乾燥で傘がひび割れてしまっていた。

相模原公園へ行くが、雨上がりの晴天で、すでに地表は渇き気味だ。今日は何処へ行ってもヒトヨタケ科の固体が多く見られた。

土手に、イロガワリのようなイグチがあったので、ごみを取り除くのにうっかり触らないように、気をつけて清掃して撮影する。撮影後に、触るとすぐに黒変 する。やはり当種だった。一箇所で数本の発生が見られた。

土手に例年通りヒナアンズタケが発生していたので撮影していると、通りかかった人に色々と質問された。いつも通り詳しく説明すると、納得して立ち去っていった。    
いつもならこの時期はベニタケ科のキノコのオンパレードのはず、がほとんど見られなかった。
その中でクロハツが一個だけあったので、一応撮影する。

落ち枝にスジウチワタケ・切り倒された材木の上にオオチリメンタケが、新鮮な状況で見られた。硬いきのこは不得意なので、後日お仲間に確認した。

いつもはサケツバタケが沢山見られる場所で、一本だけ発見できたが、少し老菌となり傘には昨日の雨が溜まっていた。

キチャハツ?と思われる固体がコナラ林の中で見られた。この同定はあまり自信がないのだが、今回は勝手にそれでよい事にした。

八菅へ移動し休憩所で昼食の弁当を食べたが、もう二時を回っていた。

苔の中に極小のキノコを発見。緑とのコントラストが絵になる。

階段の脇にヒロハウスズミチチタケ?があった。撮影後に、一応味見をするとやはり舌先が痺れた。ビジュアル的に当種でよいだろう。

松の切材にクロフチシカタケが一本だけ見られた。やや稀とのことだが、この付近では長い間定期的にこの種が見られる。

土手にヌメリニガイグチが見られた。アップで撮影していて足にヌメリの水滴が見られたので、すぐに当種だとわかった。周りを見回すと他の固体はカビに汚染され真っ白になっていた。キイロイグチを始め、カビにやられやすい種があるように思う。

一日中歩き回ってくたびれてしまい、時間も5時を回っていたので、早々帰宅する事にした。


6月 21日(木)
八菅いこいの森

夕方急いで八菅へ行くが、少し薄暗くなってきていた。

広場の脇にひと塊の固体を発見する。一応写真に撮ったが名前は判らない。
次へ行こうと思ったが、さすがに真っ暗となり本日の撮影は終了。

6月 17日(日)
八菅いこいの森

今日は日曜日朝から勢い込んできのこ探しに行く。

広場の土手の落ち葉の堆積した所に、見たことの無いきのこを発見する。土手の上の方でよじ登ってみると、ちょっと見たことの無い固体だった。
3本あり足元が菌糸マットで繋がっている。モリノカレバタケ属かホウライタケ属だと思われる。ヒダが非常に薄く、傘も皮状であることが特徴的だ。しかし名前が判らない。

アセタケ属のキノコだと思うのだが、傘に黒い毛があり、足は繊維質で上部が黒くて粒点があるというものだ。ヒダの色から言うと、イッポンシメジの仲間かもしれない。

傘に真っ白な綿毛がありヒダが特徴的な固体、これも不明菌だ。

遠くからでもその赤は見えた。近寄ると変形菌の一種クダホコリだ。あまりの綺麗さに撮影してしまう。

階段を登っていくとコバヤシアセタケのひと塊がある。蚊を振り払いつつ撮影する。

散策路の皐月の植え込みの中に丸いものが見えた。枝を掻き分けて正体を確認するとナガエノチャワンタケだ。母はこの色を見ただけで当種だと判ったらしいが、父は全くトンチンカンで、やはり軍配は母に上がった。

斜面の下の方に鮮やかな黄色が見えた。遠目からでもハグロチャツムタケであろうことは判ったが、斜面を降りていくとやはりその通りであった。

ほとんど日は傾き薄暗い階段にダイダイガサがあった。相当暗い状態だったが、なんとかうまく撮れたようだ。

階段にヒナアンズタケが小さい黄色い粒粒状に発生し始めていた、数日後は良い被写体となるだろう。


6月 15日(金)自宅付近
会社帰りに自宅付近のウッドチップ畑へ行く。

例年のごとくフクロタケが発生し始めたらしく、1個だけ発生が見られた。あまり状態が良くなかったので写真撮はなし。

周りを見渡すと鮮やかな固体を発見する。一応撮影した後にひと塊だけ採取する。
ひだの色等はベニヒダタケでよいのだろうが、足が太すぎるような気がする、今まで見たものはもっと華奢な記憶があったのだ。帰って検鏡しても当種でよいだろうということとなったが・・・。

6月 13日(水)七沢森林公園

七沢森林公園へ行く。

北側の駐車場より頂上へ登る途中で、数箇所クロノボリリュウタケが見られた。数本ずつ固まって発生している。足の縦の筋で当種と判る。

尾根沿いはカラカラに乾いていて、あまりきのこに出会えなかった。

苔の中にアセタケ属のきのこを発見する。少し干からびてはいるものの、一応撮影する。回りを見るとキツネタケの極小菌があちこちにあるのに気づく。緑の苔の中に独特の薄赤色がひときわ際立つ、最高の被写体だ。

階段の土手に、アシナガイタチタケが積もった枯れ葉の中に立っている。長い足の微妙な屈曲がポーズをとっているようにも見える、これも撮影する。

ローム層の土手より見慣れないきのこが出ている。カサは肉薄で強靭な感じで波打っている、まるでアシグロタケのような感じがする。しかしヒダは垂生していて白色だ。足も割と強靭でこれは不明菌後日ドキッときのこの竹さんにアカチャイヌシメジだと教えていただきました。

水の流れている沢の中に入ると、枝が堆積していて少し水がかかっている様なところで、ウラベニガサアラゲコベニチャワンタケを発見する。チャワンタケは発生し始めらしく、足下じゅうに赤いぼつぼつの幼菌が多数見られた。

カワリハツらしい個体が色んな所で見られた。あまり良い被写体ではないが、シーズン初めということで撮影する。
独特な色合いでカサに白い粉をまぶしたような、ニオイコベニタケも見られた、こいつは何故か掃除が楽できれいな状況の写真が撮れる、小さくてかわいい奴だ。

土手の途中に真っ赤なカサが見える。ヒイロベニヒダタケだ。落ち葉をかき分けるとお決まりの落ち枝から発生していた。今日のは特に赤いようだ。

コナラ林の中で地面に落ちた小さい鳥の卵を発見した。直径が13mm程のもので、中に死んだ雛がいた。それも3個も、まだ落下して幾らも立っていないようだ。上を見上げても新緑の中で巣も何も見えない。

木の切り株の上に小さな固体を発見する、あまり小さすぎて正体はわからなかった、一応撮影しておいた。

真剣に写真を撮っていたら、大きなアオダイショウがすぐ横にいるのに気づく。奴の方が先に私を発見したらしく息を凝らしている様子が良く判った。目を逸らすとそろりそろりとバックしてもと来た道を戻っていった。私がまだ気づいていないと思ったかのようにそっとだ、きっと食われると思ったのだろう。


6月 10日(日)八菅いこいの森

昨夜よりの大雨で午前中は雨模様だ、午後より雨も上がり早速に八菅へ行く。

松の倒木よりホコリタケが出ている、材上性なのでタヌキノチャブクロだと思うのだが表面の斑模様が気になる別種かもしれない。

階段に派手な茶色いきのこがある、地面から出ているものだと思い撮影するが材木より発生している。ハグロチャツムタケだ、少し老菌になっているがこの色は特徴的だ。

雨のお陰で色んなところでヒメカバイロタケが発生し始めていた、皆発生し始めでとても良い被写体だ。

白っぽいベニタケ科のきのこが一本だけあった。カサのごみを掃除する端から触った所が赤変する、持ち帰ったら傷つけた所が黒変 していた、ヒダの様子等でクロハツでよいだろう。

同じベニタケ科のきのこでカサが黄橙色でかさと足に同色の微毛がある固体を見つける、新鮮な状態なのだがヒダを何者かが食べ散らかしてある。このような配色と微毛のあるベニタケは見たことが無い。

例年この時期に沢山見られる紫色のチャワンタケが今年も発生していた。ほとんど15mm以下の大きさなのだが今日は40mmほどの大きな固体があった、同じ場所に発生していて見た目が同じという事は同一種だと思われる。

落ち枝にウマノケタケが見られた、まだカサの色が白色で中央だけ薄褐色になっていた、これより次第に着色されるのだろう。

前述のタヌキノチャブクロと比較する為ホコリタケも撮影しておく事にした。


6月 08日(金)熊本県黒川温泉

6月6日より祖母の法事の為故郷の熊本へ行く、同級生の女将の好意で特別待遇の黒川温泉・山河旅館へ宿泊する。

夜はゆっくりと露天風呂に入り朝早く苔のすばらしい木立の続く庭にきのこ探索に行く。

緑の苔の中に白色で頭が二つに分かれた固体や、ただ棒状のものがニョキニョキと単生している。頭の部分が胞子嚢のようにも見える、仲居さんによると毎年発生するとのことだ、虫草かもしれないと思いつつもさすがに苔をほじくる事には抵抗があった。単生の状況から別種らしい、残念ながらいつものごとく同定できなかった。

土手に赤いベニタケらしいものがある、近寄って老菌を一本だけ拝借して調べてみる。足にも少し赤が入っている、しかしカブトムシの匂いはしなかった。皮の剥け具合や配色などでケショウハツのようだ。

笹が植え込まれている斜面にイボタケ科の固体が数個見える、一本だけ採取して標本撮影をする。裏面の針は完全には延びきっていない状態だ、臭いを嗅いでも無臭だ。勝手にニオイハリタケモドキということにした。

いつもとは違ったフィールドで変わったきのこを探すがあまり時間が無くて観察できなかった、今度はゆっくり来たいものだ。

6月 03日(日)相模原公園
待望の休日だ、早起きして相模原公園へ出かける。
ここ3〜4日の晴天でカラカラに乾ききっていた。

ヒトヨタケ科のきのこが色んな場所で見られた。カバイロヒトヨタケ?ヒメヒガサヒトヨタケ?ヒトヨタケ等である。

直径が8cm以上もあるムジナタケを発見する、これほど大きな固体を見たのは初めてで最初はビックリしたが良く見ると特徴はそのものだった。

ミドリスギタケに至っては撮影中は名前が出てこなくて、採取して考え込んだ末にやっと名前が浮かんできた、持ち帰り長女に見せると一発で正解が出てきた、何故か長女はこいつに関しては多少老け込んだ固体でもわかるらしい、あまりの間抜けさに家族で笑ってしまった。

遊歩道の脇で極小菌を見つける。足に菌糸束がありヒダが黄色い、幼菌だが高さが15ミリメートルほどだ。以前にここで見たことがある気がするのだが不明だ。
 
天気が続くときのこには厳しいようだ、歩いた割にはあまりきのこには会えなかった。

6月 01日(金)  八菅他

我慢が出来ず八菅山へ行く。
昨日の雨でキクラゲが大きくなっていた、大きいといっても手のひらサイズの特大なものばかりで長女の料理用に採取する。さすがに特大で数箇所で採取すると買い物袋いっぱいになった、重さも結構ずっしりと来る2キログラム以上はあるだろう。

苔の中に赤色のきのこがあった、傘の直径が3mmほどの極小菌だ。キツネタケを極小にして色を赤くしたようで透明感がある固体だ。ヒダが垂生していてヌメリガサ科のきのこではないかと思われる。

アセタケ属のきのこを見つける、キヌハダトマヤタケかオオが付く固体かはわからないがカサが放射状にひび割れている、どちらなのか判定出来ないので写真のみ撮影する。

いつもはルスラ類の発生する場所なのだが見たことの無いきのこが固まって発生していた。とりあえず撮影して一本だけ採取してヒダを傷つけるとしっかりとチチが出る。よくカサを見ると環紋がかすかに見える、同定できないままチチをなめてみて正体がすぐにわかった、ヒロハシデチチタケだ。特徴はあるのだが今まで見たカサの色とは違っていた為だ。知っていての味見と違いダイレクトになめてしまった、言うまでも無く激痛が走り長時間舌が痺れてしまったのは言うまでも無い。

頂上付近の松の切り株からヒイロベニヒダタケが発生していた、幼菌から成菌までひと揃え固まっていた。雨の効果だろう。

通路脇の落ち枝に真っ白な小さいものが着いていた、拾い上げて見ると小さなきのこが背着 している、しっかりとヒダが確認できる、直径が3mmほどのものだった。

近所のウッドチップ畑へ行く、今までツバナシフミヅキタケだと思っていた固体が大量に発生していた。しかしカサの雰囲気が違うような気がする、成菌のカサにはしわがあり、幼菌のカサにぬめりが見られるのだ。しかし検鏡の結果では、胞子・シスチジアの形状寸法は当種でよいのだろうが またまた不明菌となってしまった。
以前から沢山発生が見られたキノコは検鏡の結果ハタケキノコだろうと勝手に断定する事とした。
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