4月 30日(月) 八菅いこいの森・七沢森林公園

朝寝坊をしてしまい、慌てて八菅いこいの森へ行く。
下の駐車場脇の階段で、神奈川キノコの会会長のK先生にお会いした。
御子息とご一緒だったので、ご挨拶だけしてその場で別行動をとった。
やったぁと思ったのだが、せっかくの水入らず? お邪魔になってはいけないと遠慮したのだ。今日は植物の観察に来られたのだそうだ。

先週確認したカンゾウタケは大きくなっていたものの、虫の被害に会い黒くなっているものが多かった。

ギンリョウソウは先週より発生が増えて、いたるところで群生していた。ベニタケと共生するとの事だが、確かに時期になるとここは、ベニタケが発生している場所の一つだ。

尾根筋の松の腐食した材の上に、3種類の不明菌を発見する。どれも知っているキノコの特徴と少しづつ違う。キシメジ属のようだがヒダに色が着いているもの。ウラベニガサ科かと思ったら、足がしっかりしていてヒダが赤紫色で離生しているもの。もう一種はウスベニイタチタケだと思って採取すると、ヒダが疎で小ヒダがありヒダに縁取りが有る、みんな不明だ。慌ててK先生の姿を探したのだが、探せずじまいだったので、不明菌のままになってしまった。
 
帰りは下の駐車場まで車道を歩く事となった。道すがら前方でハンミョウが先導をしている。
クサイチゴとヘビイチゴは早くも赤い実をつけていた。
コバノタツナミソウホウチャクソウオドリコソウの花が満開で目を楽しませてくれた。その草花の上にカクムネベニホタルがとまっていた。

道路わきの細い沢を覗き込むと、落ち枝に綺麗なホウキタケを発見する。コトジ型の分岐が見られる。この手合いは色々あっていつも判定出来ないのだ。

その後七沢森林公園へ移動する。
北側の広場にツチイチメガサが沢山発生していたが、少し老菌となっていた。
沢の散歩道では発生したばかりの小さなフクロシトネタケ二個と、新鮮なニガクリタケと出会う。
日の当る土手の上にエビネの花が満開となっていたので、土手をよじ登り撮影する。
蘭なのに派手さはないが可憐な姿だ、誰かに盗掘されなければ良いのだが。


4月 29日(日) 相模原公園・自宅付近

朝から天気が良い、サケツバタケが出ている頃なので相模原公園へ行く。

発生はしているが数日遅れてしまったのか、干からびかかっていた。ここは日当たりのいい場所で、例年一番に発生する場所だ。
近くに大量に発生する場所があるのだが、そこはまだのようだった。

白いキノコが茶色い帽子をかぶったように見えて、こりゃあなんだと歓声を上げてしまった。良く見るとホコリタケが乾燥してひび割れている奴だった。回りにもホコリタケが沢山発生していた。

ヒトヨタケ科sp,がウッドチップより発生していた。少し痛んでいたが撮影対象が無いので撮影する。

相模原公園の中であまり人が入ってこないような藪の中に、自然のウドが5〜6本発生していた。例年発生しているのだが、一番先に発生した芽のみを採取する事にしている。今年もこっそりゲットする。わき芽を残しておいたので来年も楽しめるはずだ。

自宅付近のウッドチップ畑へも行く。いろんな種類のきのこが発生しているが、ほとんどが干からびている。ツブエノシメジは老菌になっていてカサが完全に反り返っていた。
その中に見覚えがあるきのこを発見する。今朝発生したもののようだがお日様に当って干からび始めていた。ツバナシフミズキタケでよいのだろう。近くを探すと沢山の老菌が有った。今度の雨後には新鮮な個体にあえるかもしれない。


4月 28日(土) 八菅いこいの森

午後よりカンゾウタケを探しに行く。例年だとそろそろだがここの所寒さが続いているので半信半疑だった。

山門の石段を登りつつ両側の大木を一本ずつ見て回る、まだ発生はじめで小さいものばかりではあるが個数は結構見られた。

今日は撮影担当は父のみで、母はする事が無く手持ち無沙汰らしい。実は自分のカメラを持ってくるのを忘れたのだ。

仕方なくそこいら中を徘徊していた母がをゲットして帰ってきた。ご存知の方もいるかもしれないが、母は蛇が大好きなのだ。
名前が良く分らずに、引っ張ったり裏返したり大変な思いをさせてしまった。
全体が赤味がかっていて腹は赤い下地に黒のだんだら模様である。帰って図鑑を調べてみるが分らない。幼蛇は成蛇とは全然模様が違うものだが、どの固体ともビジュアル的に符合しないのだ。
それと尻尾の細くなり方がアオダイショウなどと違い急に細まるのだ。マムシほどではないので毒蛇ではないのだが正体は不明だ。
あまりこね回したので手が臭くなってしまった、アオダイショウの臭いでもなくゴムみたいな臭いで、よく洗ったのだが全然とれない。
家で待っていた犬猫たちが興味深そうに臭いをかいでいた。
蛇さん大変ご無礼をいたしました…。

頂上付近でイタチタケの老菌があったのみで、後は皆無だった。
マツオウジにはまだ早すぎたようだ、それどころか去年の残骸が干物状態でまだ残っていた。

落ち葉の降り積もった斜面に真っ白なギンリョウソウが発生していた。それも大量に発生していて、まだ小さいものも枯れ葉の中に沢山有った。
こんな時期に発生するのか疑問だが、踏み潰さないように気をつけて撮影した。

歩いていると突然空が真っ暗になり、雷の音がし始めた。天気予報だとにわか雨があるとのことだったので、慌てて駐車場へ向かう。車に到着するなり大粒の雨が降り出したラッキーだと思い、散策を終了した。。

4月 22日(日) 自宅付近・鳶尾山

朝8:00より地区の側溝清掃をする。なにせここは古くからの習慣で年二回の行事としての地区清掃がある。
頑張って仕事を片付けて近所のハルシメジ畑を見に行く。例年発生している場所はほとんどが発生していた。

どう言う訳かこの時期の梅畑の中にはアミスギタケが必ずと言うほどある。

畑の中に腹ばいになって撮影を完了したが嫌な予感がする、良く調べてみると憎き蛭が二匹もズボンの中に紛れ込んでいた。しっかり退治しておいた。

写真撮影してしっかりとキノコは収穫をした。先週の初物に続き身内へ配る。
ほとんどの身内は近所の農家なので、帰りに沢山の野菜がお土産になるのが普通だ。今日も車に積めない程の野菜でいっぱいになった。いつものことだが大量の葱は車の窓を開けても目と鼻には強烈な刺激だ。当分食卓は野菜漬けになるだろう。

中津川側より鳶尾山へ登る。風は強かったが日差しは初夏だ。
色んなが飛び始めた。羽化したばかりのアゲハチョウ・越冬を終えたヒオドシチョウ・ルリシジミ・ミスジチョウも今年初お目見えだ。ツマキチョウの雄の羽先の黄色がとても綺麗だがなかなか撮影に協力してくれない。歩きながらの撮影では、非協力的な撮影できない奴が数多くいる。諦めて先へと行く。

登る途中で数組のハイキング客と出会う。山の状況・山猿の出没状況・山菜の発生具合等の情報の交換をするのも楽しみの一つだ。
歩道脇の草むらにアシナガイタチタケを発見する。草の生い茂る中でよく見つけたものだと自分でも感心した。
この時期にヒメカバイロタケを発見する。ここの所の寒の戻りと雨で発生したのだろうか。

4月 15日(日) 
相模原公園

今朝は前日の疲れで午後より相模原公園へ行く。

探してみるが何も無い、諦めて帰ろうとすると土手で見たことのあるきのこを発見する。アミガサタケだ。
一本見つかると次々と見つかる。良く見ると土手の上に櫻が数本植えられていた。瓢箪から独楽じゃないが思わぬ収穫に大喜び。
実はこいつには会った事がなかったのだ。来年の為に種きのこを残して、残りは採取した。この頃食菌'sは卒業なので、父としてはどうでもいいのだが、長女がきのこレシピに入れると言うので、採取せずに帰ると怒られるのだ。
その後夕食の友となったのは言うまでもない。

そのあと葉山島より三増峠へと、約2時間ほど散策する。尾根沿いの峠道で、きのこは期待できない。蕨は去年の親は有るが、まだ今年の新芽は見られなかった、残念。
アケビの花・ミヤマキケマン等の花が見られた。


4月 14日(土)自宅付近・七沢森林公園

昨日からの雨は朝には上がって、最高の天気になった。6:00より起き出して1人自宅付近のウッドチップ畑へ行く。
裏山の仏果山は朝日にもやが立ち込めて、幻想的な姿を見せてくれた。

朝日が当り始めて、キノコに雨粒が付いた状況で撮影を開始する。
ネナガノヒトヨタケは、幼菌から完全にカサが開ききったものまで有った。
良さそうな固体を探して、ビニールシートを敷いて寝そべって撮影。
実はまだアングルファインダーが無い・・・``r(^^;)

キオキナタケは発生したばかりで、強い粘性が残っていて傘の掃除をするのが大変だ。しかし新鮮な個体のみが、この鮮やかなレモン色に近い黄色を持っている。
オオチャワンタケも、まだ小さい物が発生し始めていた。
その中に二株だけ、ヒトヨタケそのものだと思われる固体が混生していた。

早朝に撮影するのは初めてだが、登る朝日の斜めに当る光線の具合で、キノコの色んな表情を楽しめた。

一旦帰宅して母と合流し、ハルシメジを探しに行く事にした。
最初の畑には何も無く、仕方なくモンキチョウの写真を撮る。
次の場所で今年初めての固体に出会う。まだ発生したばかりで、かなり小さく、小指の先ほどのものが大半だ。大きいもののみ採取した。

例年見られるキツネノワンとキツネノヤリが、同じ場所に大量に発生していた。
胞子を放出している所を撮影したのだが、帰ってからもやもやをピンボケと勘違いして消去。なんとももったいない事をしてしまった。

次に七沢森林公園へ移動、沢の散歩道で真っ白な極小菌と出会う。カサの直径が2mm程だが、とても可憐なキノコだ。
杉の倒木に黄色の不気味なものがある。ビョウタケに良く似ているが、発生時期が違うような気がする。
気温はうなぎ上りで汗だくとなったが、見上げるとシャクナゲが見事に咲いていた。

普段行った事の無い場所へ行ってみた。昨夜の雨で通路がぬかるんでいて、鹿の足跡が沢山有り嫌な予感がした。
やはりヤマヒルの襲撃に会う。一箇所噛まれてしまい早々に退散する。

オオセミタケを探しに荻野運動公園へ行くが空振り、仕方なく植物の写真を撮ってお終いとした。

相模原の田んぼのレンゲが最盛期で見事だったので、車を畦道に停めて、写真を撮った。

           

4月 8日(日)相模原・自宅付近 

朝6:30より起き出してキノコ探しの準備を始める。午前中は相模原方面の公園に行く。
ウッドチップの歩道には、今年初のキノコたちが顔を出し始めていた。
アシナガイタチタケ、幼菌と老菌の様子がだいぶ違うので同一種とはすぐに判らなかったほどだ、状態のよいものだけ撮影する。

歩道の脇の土手に何の変哲も無いチャワンタケが地面より直接出ている。チャワンタケには数種類有るとの事で同定は出来ない。

落ち葉の中から不明菌が一本だけ発生していたので、とりあえず写真だけを撮った。
そのそばで栗の木に赤い花が咲いている?クリタマバチのムシコブだそうだが、ほとんどの枝に付いていて、木には気の毒だがあまりの美しさに写真を撮った。

我家の得意技?で、一般の人が入ってこないような藪の中に分け入って行くが、こんな所にヒトリシズカが一箇所に固まって咲いていた。きっと今まで誰にも見つからなかったのだろう。

ウッドチップの中から、ヒトヨタケ科らしいキノコが発生している。午前中だというのに太陽が当っていて、少し干からび始めていた。その周りにオオチャワンタケが数多く発生しているが、先駆者に蹴飛ばされてしまったあとだった。
こもれ日の森では、歩道の両脇にフデリンドウが沢山咲いていた。

午後からは自宅へ戻って裏山?へ行く。
先週石砂山で出会えなかったエイザンスミレを発見!、遠くへ行かなくてもこんな所に咲いているとは・・・・。
その他にも色々なすみれが咲いていた。ナガバノスミレサイシンの白と紫バージョン、白い花びらのマルバスミレオカスミレ、タチツボスミレ等々。

ミミガタテンナンショウの花の出始めが有ったので、これも撮影する。

我家のウッドチップ畑?にも行く。キオキナタケが出ていたがこの陽気で干からび始めている。
不明菌も二種類有った。両方とも老菌になっていて余計正体不明だった。ヒダが茶褐色のものと、胞子紋が白色のものだ。

ここでもオオチャワンタケが発生していた。

昨日八菅で孵化したばかりの子ナナフシを発見した、9mmの手すりのロープにしがみついてた。
スズメノヤリと言うそうだが、い草科の植物の写真も撮影した。

4月 1日(日) 石砂山・七沢

まだ早いかもしれないと思いつつ、ギフチョウに会いに石砂山へ行く。
入り口の管理者に確認すると、すでに発生しているらしい。
例年だと途中の山道にヒトリシズカが沢山見られるはずなのだが、今年は花がやっと咲き始めたところだ。
足元でミヤマセセリが日向ぼっこをしている。
ルリタテハも目にも止まらぬ速さで飛び回っているが、さすがにこの速さでは撮影できない。

途中の風当たりがない陽だまりの所で、早速にギフチョウに出会う。動きを止めてどこかに止まるのじっと待つ。近くのカンアオイの葉の上で止まった、休憩に入るらしい。産卵するのかもしれないと下から覗き込んでみるが、そのようなそぶりは見えない。
シャッターを切りつつ少しづつ近寄る。何時飛び立っても良いようにしながら1m程に近づいて撮影する。

自宅の近所に戻りハルシメジを探してみるが、やはりまだ時期が早いようだ。
天気は最高で、気温がうなぎ上りだ。この陽気にツマキチョウ、スジグロチョウ、キチョウ、ウスバキチョウなどが飛び交っている。しかし止まってくれないので撮影できない。諦めてじっとおとなしいベニシジミを撮影をする事にした。

次に七沢へ移動する。昨日の雨が十分なお湿りとなったようだ。
ヒメコンイロイッポンシメジはカサの直径が4mmぐらいの幼菌が、数本だけ確認できた。
今日の目的の一つだったツチイチメガサを、牛歩状態で探してみるが全く見つからない。半分諦めていた頃にやっと出会えた。新鮮な固体が4本ほど確認できた。
日当たりの良い土手にタチツボスミレが沢山有る。その中に数株だけ紫の色が特別に鮮やかな一団がある。急な土手をよじ登り、滑り落ちそうになりながら撮影し、良く見ると葉の裏に剛毛が生えている、花の枝の部分にも毛が密生している。アカネスミレで良いようだ。すみれの鑑別はむずかいしいが、これだけ色が鮮やかだと素人でも別種だろうと言う事はすぐわかるものだ。
キランソウジュウニヒトエチゴユリの写真も撮影する。

散策路に5本ほどのウラシマソウがひと塊で出ている。誰かが長いひげを切ってしまったのか数本だけ短くなってしまっている。ひげの部分が見えないように葉の裏に押し込んで、切られないようにして帰宅した。