1月28日(日) 南房総・近所 |
土曜日より夫婦のみで南房総へ行く、子供達は休日出勤が多くこの頃は二人で行動する事が多い。親としては淋しい限りなのだが、娘に言わせれば、「休日の休みはキノコの会の行事に当てている」のだそうだ。 往路はアクアラインを使って千葉に入る。大渋滞にはまって目的地へ到着した時にはキノコを探す時間が無くなっていた。 諦めて翌朝早くから捜索に出発する。 この時期は水辺の方があるのではないかと、ナビを見ながらキノコを探すが全く無い。初めて行くところで、あてずっぽうではやはり駄目なようだ。 所さんのダーツの旅ではないが、水辺と言う事で見つけた作名ダムと言う所に行くが、マガモの大群と水仙が咲いているだけで何も無い。 ダム堤体の高欄の明り採りの中に、古いミツバチの巣があった。何年も住みついていたらしく何段にも重なってくっ付いていたが、駆除された後のようだ。 タンポポが咲き始めたと言う情報で、探して見るとやはり黄色い花を見ることが出来た。綿毛を頭につけている気の早い固体もあった。 道路の中央分離帯には菜の花が、満開だった。さすがに千葉だ。 神奈川とは違った、珍しいキノコがあるかもと言う期待は全く外れてしまった。 早々に千葉を諦めて、フェリーで帰って来た(早めに帰って近所でキノコを探すつもりで)。 帰ってから八菅山へ行くと、この時期珍しくアセタケ属のキノコを発見する。写真を撮影して採取しようとすると、これが掘っても掘っても足が出てこない。地面から出ているものだと思ったら母材は小枝であった。アシナガアセタケなどと勝手に命名したが不明菌だ。 長さが4mもあるコナラの倒木にびっしりとカイガラタケがついているのを見つけ、硬いキノコだがきれいだったので撮影する。 枯れた細い藤ヅルにマメザヤタケが着いていた。よく見るとカニノツメのように二本指で頭がくっ付いている。マメザヤタケの子実体は変化に富むと言うが、珍しいと思い撮影した。 他にも、枯れ木に背着 している黄色と黒ムラサキのキノコを発見するが何者かは全くわからない。 まだ寒い時期なのにカエデの若芽が真っ赤な色で出始めている。カエデがこの時期に芽を出すのかは知らないが、この色はよく目立つので記念撮影。 場所を移して、塩川滝では以前にキノコが発生し終わった切株に、ヒラタケとエノキタケが再度発生していた。まだかわいい幼菌だったので、成長したら食用にする予定だ。 初冬に発生し終わったと思っていた、チャムクエタケモドキがひと塊だけ発生していた。条線と足元の真っ白な菌糸の塊がしっかり確認できた。 結論!良く知った所の方ががキノコ探しは有利です!ε=( ̄。 ̄;) |
1月21日(日) 平塚博物館 |
今年度最後の神奈川きのこの会の勉強会が、平塚博物館であった。 きのこの少ない12月と1月は、スライド勉強会だ。12月は実体写真の勉強、1月は顕微鏡写真を使った検鏡勉強。 きのこを知るための大切な勉強会・・・なので今日のきのこは <(_ _)>。 |
1月13日(日) 八菅いこいの森 |
いつもの八菅山いこいの森なのだが、今日は以前に発見していた場所へ行く。 夏場は草が生い茂り、ヤマヒルの大群で行くのをやめていた場所だ。 とっておきは沢沿いに結構入った所で、倒木を短く切断して積み上げた場所だ、この時期硬いキノコが沢山発生していた。 切断面の木口に、見覚えのある独特の黄色のニガクリタケが沢山発生している。ほとんどが老菌で、あまり良い被写体ではない中、良い物のみを数カット撮影する。 良く似た黄色い固体が、積み上げられた木の奥の方に見えた。これもニガクリタケだろうとタカを括っていたが、なんとなく発生の仕方が違う。カサの色は良く似ているが株立ちの仕方が違うのだ。 落ち葉をかき分けてホダ木状の木を撤去して、中のほうにうずもれているものを掘り出した。ひっくり返すとビックリ、まだ新鮮な状況のエノキタケだった。量もかなりあり、まあまあの収穫となった。夕食の鍋物となったのは言うまでも無い。 マメザヤタケは普通コン棒状になるのだが、こいつはちょっと違った形をしていたので撮影する。 コフキサルノコシカケも発見する、どうせこの時期では老菌だろうと近づいてよく見ると、裏面が真っ白な瑞々しい状態だ。しっかり撮影する。 別の木口に数字の5の形をした菌床が付いている。クリーム色なのだが成菌が無いので何者かは分らない。 木材を撤去していると極小の目玉焼きを発見する。何処に隠れていたのかクモの親がすっ飛んできて、この目玉焼きの上で身構えた。奴の卵だったのだろう。この寒い中でもクモは素早く動けるものだと感心し、そっと元に戻しておいた。 立ち枯れの木にニクウスバタケがあった。鮮やかな色で遠くからでも発見できる。 いつものことだが 散策中の人に何をしているのかを尋ねられる。収穫物を見せて説明をするが、一言「こんな時期のこんな所にキノコがあるの?」と言われた。 エノキタケだというと、半分胡散臭そうな顔だった。 まあ知らない人には信じられないかと、心の中で思うに留めた。 |
1月 8日(月) 飯山観音 |
坂東第6番札所、飯山観音へ行く。久々の訪問となる(ナラタケの爆発以来)。 階段の止め木に、小さな幼菌のシイタケが2個頭を出している。先日の雨のせいか土がついたままだ。 撮影後歩き出すと、数段上にムラサキゴムタケが一個だけ確認できた。この色はすぐにこいつだと分る。 切った木を集積してある所にコフキサルノコシカケがある。しっかりと年輪が確認できる。 散策路脇の大木の幹の腰の高さ当たりに硬質菌がついている。まだ元気な状態の大木なのだが、表面からは見えないが 幹の中に洞がありそこが腐っているのかもしれない。撮影後見上げると、幹の高いところまで直径が20cm以上のものが3〜4個もついているではないか。毎年少しづつ大きくなっているのかモ知れない、当分の間観察できるだろう。 チャカイガラタケはこの時期何処へ行っても撮影の対象になる。きのこらしいものがないので仕方が無い。 |
1月 7日(日) 八菅いこいの森 |
爆弾低気圧のせいで突風が吹き その風がとても冷たいときている。 キノコは無いだろうと思いつつも夫婦で八菅へ行く。 木々はこの風ですっかり葉を吹き飛ばされてしまったようだ。 案の定 全くキノコは無い。それでもいつもの癖で落ち葉の中や倒木・切り株等に、真剣に目を凝らしている(極小菌モード)。かなしきかなキノコ病・・・・。 公園の水溜りにはアカガエル?のつがいが二組ほど産卵をしていた。なぜこんな時期に産卵をするのか、不思議に思いつつ池の中を探して見ると、数個の卵の塊があった。 冬はこれからなのに、本当にオタマジャクシになるのか私達のほうが不安だ。 アラゲキクラゲは数箇所の倒木で見られた。昨日までの雨のせいか瑞々しく表面の真っ白い毛が見事だ。 チャカイガラタケはエゴノキタケそっくりだ。裏面を見れば管孔 の大きさが違うのだが、その中間でどちらなのか良く分らないものもある。その上エゴノキから発生するチャカイガラタケもあるとか、良く分らない・・・。 しかしこいつは当種で良いだろう。 これから春まで頑張って見ても、キノコ以外の写真が多くなる事だろう・・・。 でも、ヤッパリ探してしまう・・・重症患者? |
1月 3日(水) 宮が瀬湖周辺 |
今日は最後の正月休みだ。しかし何処へ行っても自分好みのきのこは無いだろう。 2・3年前からいつか行こうと思っていた、宮が瀬湖の周辺の山に登る事にした。 湖の道路から山を見上げると、尾根筋に沢山のモミの木が確認できるが、きのこの時期にはヤマヒルの大群が押し寄せて来る。それも何十じゃなく何百の単位だ。特攻隊長の私でもさすがに躊躇していたのだ。 今日はヒルを気にせず湖の西側にある春の木丸へ登る。 木の葉のじゅうたんで狭い登山道の階段はとても滑りやすい、滑らないように注意しながら歩くのは倍疲れる。 落葉樹の山は、普段は木の葉で視界が妨げられ何も見えないが、この時期は枝の間から周りの風景が良く見えて、足を止めては何度も景色を楽しむ。 本命のキノコはやはり全く無い。 しかし目的の一つのモミの木探しは、落葉しているせいで簡単にできた。 以前この周辺でアカモミタケが沢山取れると聞いた事があったが(実際収穫されたものを見せてもらった)、その時はモミの木自体が発見できず、キノコも採れなかった。 ここならば絶対発生しそうだという場所が沢山あったので、今年はヒル対策をして必ず大収穫をすることを心に誓った きのこの少ないこの時期は、シーズン中は採取に忙しくて行けなかった場所に、当たりをつけることに専念だ。 今日はその日になり、また一つ楽しみが増えた。 |
1月 1日(月) 愛川町周辺 |
新年明けましておめでとうございます。 本年も家族4人フワフワとキノコに虫に爬虫類に…色んなものを楽しみたいと思います。 どうぞ宜しくお願い致します。 さて。 年初めくらいは寝正月…と思っていたら、なんと長女の正月休みは元旦のみ! というわけで、長女に急かされて出かけることになった。 元旦きのこ散策に久しぶりに一家4人で出かけた結果報告。 ジャジャジャジャーン・・・惨敗。 硬質菌には少し遭えたが、父の戦利品目録には入らず。 気付けばカメラさえ持たずに歩いていた。 こうなったら、お正月らしいものをゲットしようと目標変更。 まずはお決まり初日の出?。 母がカメラを構えるその横で、すかさず長女が見つけたのがコレ。 町内の事なのに、こんなもの知らなかった…。 その後も母と長女はお笑い魂をフル稼働して、車から見える様々なものにカメラを向けて、写真を撮りまくった。 まずは寒い時期に頑張る水仙。 そして、まだまだ寒いのに春の花!! 最後はちょっと気の早い菜の花。 ちなみにその間に、気付けば父と次女は後部座席で爆睡…。 気付けば新年早々バカをさらす結果となってしまった。 |
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