9月24日(日)
県立四季の森

お天気が続いて何処もカラカラの状態だ。
低木の中にナカグロモリノカサに良く似たきのこが幼菌から成菌まで揃って発生している。この種のきのこは同定が難しいので、鑑定会で見てもらうとハラタケモドキと言われた。初めて聞く名前だった。

落ち葉の積もった斜面にトガリフクロツチガキが頭を尖らせている。ノウタケは乾燥のせいで頭がひび割れていて、みんながメロンパンと命名している妙に似合っているので苦笑してしまう。

3年ほど前から発生を確認していたカエンタケが今年も発生していた。カエンタケとはよく言ったもので、炎の様に見えるが、猛毒菌だと思うと毒々しい姿にも思える。
9月23日(土)
富士山滝沢林道

意気込んでいざ富士山へ、仮眠を済ませて朝になるが雨が降っている、その上ガスが深くて何も見えない。先週は4〜5合目が最盛期だったので、今日は4合目に入ろうと思ったがこの天気でくじける。中の茶屋の上に場所を変えてカッパを着込んでいざ出発するが全く何も無い。諦めて林道の他人様の収穫状況を見に行く。車を停めて見せてもらうが悔しいか結構収穫しているひとが多い。
午後になると天気が回復して太陽が出てきたが採取意欲が沸かない。そこで林道脇のきのこの撮影日にした。
アカモミタケアシボソノボリリュウタケクサウラベニタケサクラタケチシオタケチャヒメオニタケハナイグチヒイロチャワンタケヘラタケホウベニシロアシイグチホコリタケ等 写真撮影する。
気がつくとクロカワを含め食菌も結構採れていて、食菌’sとしてはまあ満足かもしれない。
9月18日(月)
愛川町周辺

連日のきのこ狩りで疲れてしまっている。歳には勝てないなどというと先輩諸氏に怒られそうだが、本当に疲れている。そこで近所を一回りしてみることにした。
車を徐行させて林道の両脇の斜面を探しながら走る。突然助手席の女房が黄色いグミ(お菓子)があると騒いでいる。ズキンタケだろうというので止まって見るとその通りで、新鮮な状態のものが幾つも発生していた。
写真を撮っていると足元にアシボソノボリリュウタケが数本かたまっている。

実は黒毛ナラタケの発生状況を見に来たのだがまだ少し早いらしい。

車を停めて回りを探していると竹やぶの中にオオゴムタケがある。竹林の奥なので手前まで丁重にお出ましをお願いした。幼菌から老菌までひと揃えで発生しいてる。
いつもの年だと何も無い場所なのだが今年は雨のせいか、色んなきのこが出ている。ハナオチバタケは一応撮影しておく。
オニナラタケの畑に行くがここもまだ早いらしい、ウラムラサキシメジが沢山出ていたので写真に撮り帰宅する。
9月16日(土)
八菅ふれあいの森

苔の中に白い棒状のものが沢山ある、近づいて見るがなんだかわからない、あまりきれいなので対撮影する。 
地面から生えた茶色いきのこがだ、頭は毛むくじゃらでムジナタケのように見えるが ヒダが真っ赤で小ヒダが沢山ある。足は縦の筋がありフウセンタケの仲間かもしれない。
階段を登ると針葉樹の倒木からさっき見たものと良く似た固体がある、しかし良く見るとヒダが細かく、材上性ということで別種だ。
カラハツタケそっくりなきのこは環紋があり味は辛くない、それにしては毛が少なく乳も出ない。今日は同定できるものがほとんど無い。
セミタケがまた色んな所で発生していた、完全体と言うのが良く判らないがこの固体はそれに該当するのかもしれない。
9月14日(木)
七沢森林公園

雨上がりの七沢に行く。
ハナオチバタケが何処そこと顔を出している。時間が無いのでピンと合わせがうまく行かない、諦める事にする。
目的のヒメマツタケを探す。少し時期が遅れて開ききった固体があったがまだ写真に撮れそうなものもあった。さすがハラタケ科のきのこだ 成熟するとひだの色がすばらしい、雨上がりで跳ねた土が足元などについていたのが残念だ。
帰りにベニチャワンタケモドキが真っ赤な姿を見せていた。
9月10日(日)
富士山太郎坊

神奈川きのこの会の富士山太郎坊鑑定会だった。
前日の滝沢林道が振るわなかったので、期待薄だとは思ったが、さすがベテランきのこ目の底力、クチキトサカタケ等のめずらしいきのこが見られた。

我家はサプライズイベントを、控えていたので短時間だけだったが、アカヤマタケアキヤマタケキイボガサタケキンカクアカビョウタケチシオタケハナガサタケベニヒガサムラサキアセタケロクショウグサレキン等カラフルなきのこを、取り揃えて見た。他にはオツネンタケモドキカラハツモドキクサカレバタケチャツムタケヌメリニガイグチワタカラカサタケと、数だけはそろえて見た。

中でも、ムラサキアセタケのきれいな姿には、感動すら覚えたが、写真はイマイチだったのが残念だった。
9月9日(土)
富士山滝沢林道

例年、この時期の富士山はきのこ狩りのメッカだ。
滝沢林道の車止め周辺も、まるで駐車場のようになってしまう。

こんな時は早め到着だ!と言う事で、車中泊を決め込んだ。
けれど寝坊が祟って朝食を済ませて、入山したのは6:30頃になってしまった。

早々に下山する人に出会って、情報入手とばかりに話しかけるも「まるで駄目だ!」と不機嫌な顔で行ってしまった。

それでも、明日の為に食菌夫婦は、きのこ目指していざ進め!
前回同様きのこの影が薄いが、ショウゲンジハナイグチヌメリササタケ・ムラサキアブラシメジ・キノボリイグチ等が、そこそこ採れた。

お昼頃一度下山したが、きのこの写真を撮りたい父は「さあ、今度は写真だ」
と、もう一度入山。
そして、次のきのこを撮影して帰ってきた。
黄色いイグチガンタケキサマツモドキキツネノカラカサ属クロラッパタケチャハリタケナガエノチャワンタケフジウスタケミヤマタマゴタケetc.
9月3日(日)
八菅山憩いの森

昨日とはコースを変えてみた。ヒメマツタケが別の場所で発生していないかが第一の関心事であったが、発見できず残念であった。

昨日は気づかなかったが小さなズキンタケが沢山ある。ほとんどが老菌で黒変 しているが中に数本だけ写真に撮れそうなものがあった。
苔の中に頭のこげ茶黒色のイグチがある。頭がしわしわで管孔 は黄色、変色性はなく、足はヤマイグチのように黒っぽい粒点がある。色々と調べては見たが勝手にシワチャヤマイグチ?だということにした。

きのこの発生内容は昨日と同じようなもので、帰りの道端でユキラッパタケの真っ白い姿が見られた。菌床が落ち葉に広がっていて、それから可愛い幼菌が多数ついていた。
9月2日(土)
八菅山憩いの森

午後より八菅へ行く。雨上がりできっとすばらしいきのこに会えるだろうと期待していたのだ。

広場の土手の斜面に、カレバキツネタケがいっせいに発生し始めている。発生し始めはきれいな被写体である。
苔の中にいつものクロハツが出始めた。雨上がりでカサの表面がまだ濡れている。

散策路の階段の両脇は、必ず色々な種類のきのこに会える所だ。早速フクロツルタケだ。
キクバナイグチも数本あったが そのうちで切り株にすっくと立っている一本を被写体とした。

落ち枝に硬いきのこらしいものがある、本来硬いキノコにはあまり興味がないのだが良く見ると裏がとてもきれいなハチノスタケだ。

いつもは数本固まって土手などに発生しているミヤマベニイグチが何処其処と単独で出ている、それに結構大きな固体もある、カサの紅色と管孔 の黄色のコントラストがきれいだ。

頂上付近で黄金色のきのこが見える。遠くからでもはっきり確認できるハナガサイグチだが、近づいて見るとせっせとカタツムリが食事中だった。食い散らかされているがカタツムリも生活が掛かっているのだろう。邪魔しないように写真だけ撮影させてもらう。

尾根沿いの道で近年報告されているヒメマツタケが3本固まっていた。大きさも足の直径が6cm、高さが20cmもある立派なものだ。まだカサは開く前で開ききったらすばらしいものになるだろう、と思いつつも採取した。

落ち葉の積もった斜面を歩いていると、枯れ葉の中にちょっとだけ独特の白い棘のある頭が出ている、枯葉を取り除くとテングタケダマシだ。棘が尖っていてすばらしい被写体だ。
階段の蹴上げの所に小さな塊になったヒナアンズタケが出ている。発生し始らしく黄金色のものがあちこちに沢山あった。

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